今更だけど「飛べない鳥と優しいキツネ」を見に行った感想

こんばんは。カナコットンです。

 

タイトルにある通り、めっちゃくちゃ今更ですが...「飛べない鳥と優しいキツネ」観に行ったので感想を書きたいと思います。

 

でも感想を書く前に...私の身に起こった悲劇を聞いてください...😭

飛べない鳥と優しいキツネの上映が決まり、前売り券を家族に買ってきてもらうようにお願いして、買ってきてもらったわけです。それが12月の1日とかだったと思います。

それから上映まで1ヶ月以上あって、ドッキドキワックワクしてたんですよ。

それに公開一週目には「スホちゃんのカレンダー」、二週目には「缶バッジ」が貰えるなんてことも発表されて、「絶対1日目に見てやるぞおおお🔥🔥」と意気込んでたんですよ。

でも公開前日の金曜日にインフルエンザになりましてですね...しかも人生初のインフルエンザでですね......「自分とんでもないことやってしもうたな...」って思いましたね...

 

一瞬インフルエンザだけど行こうかな...とか考えましたが、他のお客様の大迷惑なのでやめました(当たり前)

カレンダー欲しかったな...😭😭

 

結局インフルエンザが完治した二週目に観にいき、缶バッジを頂きました!これもこれでアリだな!ちょっと小さいけどさ!主人公の子好きだし😊💞


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てなわけで前置きは長くなりましたが、感想書いていきます!

⚠ネタバレ注意⚠

 

 

まず、EXOのメンバーって結構ドラマや映画に出てると思うんですけど、私が見た「純情」とか「7号室」とか、もちろん面白いとは思うし純情は大号泣しましたし、心が動かないことはないのですが、「観終わった後でもずっと考えさせられる」ようなものって少ないなぁって感じていたんですね。

だから、これを観る前も「スホちゃんをスクリーンで拝めたらストーリーはなんでもいいだろ!(暴論)」って思ってたんです。正直ね。

 

でもね...この映画とんでもないですよ...

終わったあとにジーン...ってなりました。普通に泣きました。

 

まず主人公が複雑な家庭環境や学校生活を送っていて、心の拠り所がゲームと小説を書くことだけっていう子なんですけど、そのゲームのサービスが突然終了してしまうことになり、主人公がゲームの中で仲良くしていた人に「私はここにいるから何かあったら会いにおいで」と場所を告げられたわけです。

それで主人公はその人に会いに行きます。

会いに行った先には「着ぐるみを着た人」がいて、最初は言葉も発しなかったし首振ってるだけだったんだけど...

主人公が日常でなんやかんや事件が起こり、「私死ぬからバイバイ」ってその人に告げに行ったら...

 

ついに脱いだ......金髪スホちゃん登場...映画館がザワつきましたね...

 

そこでこんなことを言うわけです、「死ぬなら遺書かいたほうがいいよ」って。

とめんかーーーーい😰😰😰😰って多分八割の人は思ってましたね。

でも主人公は虐待を受けてて、学校にも友達がいなかった。だから遺書を書く相手がいなかった。

つらい😢

 

それでなんとスホちゃんも死にたいらしい。

「やりたいことリスト」に書いてあることを全部やり遂げたら死ぬつもりなんだって。

だから手伝って!ってなりまして...

 

「死にたいもの同士」の奇妙な関係が始まるわけです。

一緒にピザ食べに行ったり、一緒に歯医者に行ったり(このシーン本当に可愛いから何回でも見たい)

 

映画見に行ったり...

でもこの見に行った映画は主人公にとっては辛い内容で、それを察したスホちゃん...「つまんないから外出よう」だって...😳

優男やないかい😳😳

 

 

まあそんなこんなで2人は楽しそうに日常を過ごすわけです。もちろん死ぬために。

 

スホちゃんの最後にやり残したこと。

それは「ある人に会うこと」でした。

 

そして本当に突然、その人に会うことが出来たんです。

そこでスホちゃんはその人に向かって「あの時はごめんなさい」って言いました。

でも相手の人に「許さないよ。もう二度と会いたくない。」って言われちゃうんです...

 

最後に相手の人は「お前その髪色似合ってないな」って言って去っていくんですね...

 

それから、スホちゃんは「やりたいことリスト」をゴミ箱に捨て、着ぐるみも捨てました。

 

 

やりたいことを全てやり遂げたスホちゃん。あとは死ぬだけです。

でも主人公はそれを止めます「死ぬなら私に遺書を書いて。私は小説を書いてるから文章にはうるさいよ。私を満足させられるような遺書を書くまで死なせないよ。」って必死に。

 

色んな経験をしていくうちに、主人公にとってスホちゃんは「大事な人」になっていったんだね😢😢

 

それで何やかんやありまして...

 

スホちゃんは髪色を黒にして、「死なないで、これから親のいる国に行くよ」って言いました。

会いたかった人に髪色似合わないって言われたこと気にしてたんだろうなぁ...

 

そこで主人公はスホちゃんをお見送りします。

スホちゃんはバスに乗る前に主人公に手紙を渡します。それで「じゃあね」って言って、結構あっさりとしたお別れ...

もう泣かないと決めた主人公。

 

そして主人公は手紙を開いて見ます

「泣きたい時は泣いていいんだよ」

これを見た瞬間、主人公の抱えていた辛さとか苦しみとか全部溢れ出して号泣。

私も一緒に号泣。

 

 

そんな感じで時は経ち、主人公の学校生活も最初とは一変し、友達から「一緒に遊ぼうよ」なんて誘われるんですね。

でも主人公は「大切な友達に会うから今日は無理なんだ」なんて言って断ります。

大切な友達...もちろんスホちゃんのことですよね。

 

ここで物語はおしまいです。

 

 

これを見終わった感想。

恋愛映画とかそんな単純なものでは無いなって思いました。この2人は恋愛関係というような年齢差ではなかったし、友達というにも歳が離れているし、家族と呼ぶにはちょっと歳が近すぎるような...「不思議な関係」です。

だから手を繋いだり頭を撫でたり抱きしめたりするシーンを見て「キュン」とはしなかったんですね。

それぞれ複雑な人生を過ごしてきて、そんな2人がたまたまオンラインゲームで出会って...偶然が奇跡的に合わさって結び付けられた縁といいますか...とにかくホッコリしました。

最初、大切な人がいなかった主人公に「大切な人」ができて、主人公の心境の変化や成長にとても感動しました。

なんか上手く言い表せないけど本当に色々と考えさせられるし、高校生特有の人間関係とか「リアルだなぁ」って思うことも多かったです。

「泣きたい時は泣いていいんだよ」

スホちゃんにも泣きたくても泣けなかった辛い経験があったのかなぁ...って思うと「優しいキツネ」ってこういうことかなぁって思うのです。

 

あと私の見に行った劇場では、壁にスホちゃんや映画の内容が描かれたものが貼られていて...スホちゃんやこの映画に対する愛を感じました。

この映画の主人公を演じている女の子が「学校でEXOのスホさんと共演するよと友達に言ったらすごく羨ましがられた」「とても優しくていい方だった」とおっしゃってたみたいで...

ワタシカンドウ😭😭😭

 

 

本当にざっくりとした内容なので、この文章を見てネタバレをくらった人でも絶対に見た方がいいです。

観に行ったのが相当前なので記憶があやふやなところがありますが...とにかくいい映画だったし、何回も観たくなります。 

DVD出てるんですけど、英語と韓国語字幕しかついてないんですよね😰

 

今のところ大阪、東京、あともう1箇所でしか上映されてないみたいで...早く多くのエリさんや映画好きさんに観られるようにしてくだいな...と思ってます。

 

この映画...本当にオススメです。

めちゃくちゃな文章と内容で申し訳ないです。

読んでくださってありがとうございました!

 

by カナコットン